
海賊版サイトとして一躍有名になった漫画村ですが、政府はアクセス遮断を国内のプロバイダーに推奨することを決定しました。
それに伴い漫画村は漫画タウンへと名前を変え、新しいURLにて新サイトを立ち上げました。
漫画タウンは立ち上げるや否や、公式ツイッターなるものも登場。過激発言を繰り返し、国の対策がいかに無駄であるか。出版業界がいかに無能であるかをあおり続ける始末…
今回は漫画村(漫画タウン)について筆者の考えを踏まえて、記事を書いていく。
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漫画村(漫画タウン)とは? | ||
漫画タウンツイッターの過激発言 | ||
最後に |
漫画村(漫画タウン)とは? |
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漫画村(漫画タウン)とは、著作権などをすべて無視し、漫画や雑誌を無料で読むことができるサイトである。
過去にはフリーブックスという広告もなく、UIも完璧な無料サイトも存在した。(2017年5月に閉鎖)
漫画村は完全無料という点が学生からサラリーマンに至る広範囲の人間に支持され、閲覧数を爆発的に増やしていった。2017年の年末には倍々方式で増え続けるユーザー数にサーバーがパンク気味になり、何度もサーバー強化を行ってきた。
また漫画村は漫画や雑誌だけではなくグラビア写真集や小説もアップされていたため、出版業界に与えた被害は尋常ではない。知名度が低かった頃は出版業界はあえて触れなかったが(認知度を広めないため)、2018年4月には「集英社」「講談社」「KADOKAWA」が海賊版サイトに対して声明文を発表した。
そしてついに政府は海賊版サイトを問題視し、アクセス遮断を国内のプロバイダーに推奨することを決定したが…漫画村は新たにドメインを取得し、漫画タウンなるサイトをオープンさせた。現在2018/4/14時点では漫画タウンはサーバーの強化が追い付いていないためか、重すぎてほとんど機能していない状態である。
漫画タウンツイッターの過激発言 |
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読んでいて清々しくなるほどの開き直り具合です。笑
漫画村は著作権やらの侵害をしているため、『悪』であることに変わりはありません。
ただそのことを踏まえずに一つの意見ととらえると…
結構、ド正論だと私は思います。
漫画村を潰しても第二、第三の漫画村が登場するだけで根本的な解決には一切なっていません。実際、2017年に雑誌発売前にネタバレをしていた複数のサイト関係者が逮捕される事件が発生しました。逮捕直後は一気にネタバレ系サイトがなくなりましたが、今では当時存在しなかった新手のネタバレサイトが堂々と運営されています。
この手の海賊版サイトを根絶させたいのであれば法を整備しなおす以外に方法はありえません。
煽りともとれる公式ツイッターの過激発言ですが、今の日本の現状を表した発言であることには間違いありません。
最後に |
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漫画村などの海賊版サイトを肯定する気はないが、出版業界はいつまでも昭和をひきづっているのだろう?っと私は思う。
ペーパーレスのIT時代にいつまで紙媒体を売っているのか?
なんで紙と印刷代と人件費がかかっている紙媒体と電子書籍が同じ値段なんだ?
出版業界と印刷業界の昔からの関係なんて一般人の私にはわからないが、時代に取り残された業界は淘汰されて当然だと私は考える。
漫画村が爆発的に広まってから、個人的にはコンビニの雑誌コーナーから立ち読み客が減ったように感じる。おかげで雑誌を購入したい人間にとっては快適な空間が生まれたということになる。
ちなみに私は20年近く購読していた少年ジャンプを2014年に買うことを辞めた。理由は読む作品が減ったことと、ゴミを捨てるのが面倒だから。はっきりいって紙媒体の時代は終わった。
例えば『ワンピース』だけを読みたい客は、それだけのためにわざわざ週刊少年ジャンプを買うだろうか?
答えはNoだ。立ち読みで済ませるという客がほとんどだろう。
「本当はいい年して立ち読みしたくない!だけど小遣い少ないし、ゴミも増やしたくないから背に腹は代えられない。」
こんなことを考えて立ち読みしてる客は少なくないはず。
電子書籍ならある特定の作品のみを毎週売ることも可能でしょ?
人気あるワンピースやハンター×ハンターは1話50円。それなりに人気ある銀魂やハイキューは30円。マイナー作品は10円。新作は1巻でるまで無料。
こんな感じで好きな作品だけを購入できる仕掛けがあれば、立ち読みをやめるという人もでてくるはず。
漫画タウン公式ツイッターの言葉を借りれば「出版社の努力不足」、これ以外に言葉はないだろう。
もちろん海賊版サイトが存在する限りは意味がないサービスなんですけどね。笑
何が伝えたいかというと…
出版業界は時代錯誤の化石ビジネス
クリエイターたちを守りたいなら海賊版サイトをしっかり叩き、さらに正しいビジネススタイルを確立する必要があるだろう。
製紙業界と印刷業界は見限るべきだ。